企業のAI利用はどう定着するか 約4万件の履歴分析に基づく研究論文が学会誌に採録
要点 3行
- グロービング社員による生成AIの利用定着に関する研究論文が、情報処理学会論文誌に採録された。
- 企業で社員87人の対話ログ約4万件を分析し、定着する人ほど要約や整理タスクを反復する傾向を解明した。
- 導入後3か月時点の利用日数などの習慣からその後の継続利用を識別可能で、企業の定着支援に生かされる。
グロービングは2026年11月2日、同社社員の角田啓介氏による企業における生成AIの利用定着に関する研究論文が、情報処理学会論文誌に採録されたと発表した。採録が決まった論文は、2025年の「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO 2025)シンポジウム」で優秀論文賞を受賞した研究成果に関するものである。
企業が生成AIを業務で継続的に活用するには、利用者が日々の仕事に役立つ使い方を見いだせるよう支援することが重要とされる。今回の研究は、実際の利用ログから利用が定着する場合と継続しにくい場合の特徴を捉え、企業のAI活用支援に役立つ知見を得ることを目的に実施された。
研究では、実際の企業に対話型生成AIツールを6か月間導入し、社員87名による約4万件のプロンプトログを分析した。その結果、利用パターンは「継続高頻度利用」「利用頻度増加」「利用頻度減少」の3つに分類されることが判明した。利用が定着する利用者ほど、毎月類似した語彙や利用方法を反復し、生成AIの得意とする要約や整理といったタスクを多く利用する傾向が確認されたという。さらに、導入後3か月時点の利用日数などの利用習慣から、その後の継続利用を識別できることも分かった。
角田氏は「生成AIが業務で継続的に利用され、価値を生むには、利用者が自身の業務に役立つ使い方を見つけ、それを自覚した上で継続・定着することが大切」とコメントしている。同社は得られた知見を、利用状況に応じたAI活用支援や、使い続けやすいAIプロダクトの開発・改善に生かす方針を示している。
この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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