メール貼るだけで年400時間削減!? 三菱電機系が見積りAIを2カ月で作れたワケ
- Beyontは三菱電機デジタルイノベーションの見積り支援AIを2カ月で構築し、内製化の伴走支援を実施した。
- 依頼メールの貼付で算出根拠付きの見積り案を生成し、月約33時間、年間約400時間の作業削減を見込む。
- テストでのキーワード一致率は94%を達成。今後はExcel出力の検討や他サービスへの展開を進める。
依頼メールをチャットに貼り付けるだけで、根拠付きの見積もり案がパッと完成し、年間約400時間もの作業を削減できる――。そんな都合のいいAIツールが、わずか2カ月の内製開発で完成したという。大企業の複雑な見積もり業務がそんな短期間で本当に効率化できるのか、話がうますぎるのではないかと疑いたくもなる。
だが、公式発表を紐解くと具体的な事実が見えてくる。株式会社Beyontが三菱電機デジタルイノベーションに伴走支援を行い、「Microsoft Copilot Studio」を活用した見積り支援AIを構築したというのだ。同社では月約100件の見積もり対応があり、情報不足による二度手間やSEの負荷が深刻だった。そこで導入されたAIは、約款や価格表、過去のやり取りを参照し、数量や単価だけでなく算出根拠まで引用元付きで提示する。事前テストではキーワード一致率94%を記録し、体感でも約8割以上の回答が納得できる水準に達しているというから驚きだ。
ここからは編集部の推測だが、わずか2カ月という短期間で形にできた背景には、ツールの選定と割り切りがあったとみられる。一から独自システムを組むのではなく既存ツールを使い倒し、回答困難なケースはSEへエスカレーションする設計にしたことで、スピードと安全性を両立させた可能性が高い。また、定例相談などで現場の疑問を即座に解消したことが、社員による自発的な入力フォーマット工夫へとつながったと考えるのが自然だ。
確かに、現場主導の工夫と適切な支援によって、2カ月で高精度の試作モデルが立ち上がったのは紛れもない事実だ。ただし、現段階ではあくまでMVP(最小限の試作)であり、年間約400時間の削減という見込みがどこまで達成されるかは今後の本格運用にかかっている。Excel出力機能の追加や非定型サービスへの横展開など、真の実力が試されるのはこれからなのだ。
この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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