AIで閑散期の平日予約が12%増!? 熱海の宿が放った「99プラン」の正体
- リクルートと熱海観光局がAIによるクチコミ分析を活用し、熱海市内の宿泊施設向けに個別診断書を作成した。
- 42施設が計99プランを造成し、平日の予約比率が79.4%、20〜30代が43.9%と狙い通りに稼働した。
- 期間中の熱海市全体の平日予約数は前年比12.0%増加し、宿泊需要の平準化に向けた効果が確認された。
週末は満室でも平日はガラガラ――そんな観光地の宿命を、AIがクチコミを分析するだけで打破できるなどという話が本当にあるのだろうか。熱海市全体の平日予約が前年比12.0%も急増したというのだから、にわかには信じがたい「うますぎる成果」に思えてくる。
だが、これはリクルートの「じゃらんリサーチセンター(JRC)」と熱海観光局が公式に発表した確かな実績なのだ。年間約350万人が宿泊する熱海市だが、時期や曜日による繁閑の差が長年の課題だった。そこでJRCは「じゃらんnet」の膨大なクチコミをAIで分析。風呂や朝食、年代、季節などを掛け合わせて宿ごとの強みを整理し、プラン名や特典案まで落とし込んだ「AIクチコミ診断書」を宿に提供した。これを受けた市内42施設が20〜30代を狙った計99もの独自プランを開発。期間中の対象プランは平日の予約比率が79.4%に達し、取扱額は1,900万円を突破したというから驚きだ。
ここからは編集部の推測だが、勝因はAIに丸投げしなかった点にあるとみられる。AIの提案をそのまま鵜呑みにするのではなく、各宿が自館の仮説や運営条件と照らし合わせて商品を形にしたとされている。現場の肌感覚とAIの客観的分析がうまく噛み合ったことで、若者の心に刺さる魅力的なプランを量産できたのではないか。観光局による特設ページや動画といった広報支援が、需要喚起を強力に後押しした可能性も高い。
判明しているのは、AI分析を起点にしたプラン造成が若者層を惹きつけ、地域の平日需要を実際に押し上げたという事実だ。一方で、この効果が一過性のブームに終わらないか、また他シーズンや他地域でも同様に機能するかはまだ分からない。AIによる観光の平準化が本物となるか、今後の検証を注視したい。


この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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