グーグル、車を丸ごとクラウド上で再現 動作確認の期間を10分の1に短縮
- グーグルが自動車の全電子システムをクラウド上で仮想化し、実機なしで検証できる開発環境を発表した。
- 画面系だけでなく小型制御装置まで模擬し、実車と同じ構造のクラウド基盤で修正なしの実機導入を可能にする。
- 複数システムを組み合わせる検証期間を従来の10分の1以上に短縮し、AIを用いた自動検証にも対応する。
米Googleは、自動車の車載インフォテインメントから小型マイクロコントローラ(MCU)に至る全システムをGoogle Cloud上で仮想化し、統合テストを行える開発手法を発表した。ソフトウェア定義車両(SDV)向けプラットフォーム「Horizon」において、スウェーデンのRemotiveLabsと連携して提供する。
自動車業界ではソフトウェア中心の開発が進む一方、ゲートウェイやボディ制御ユニット、各種センサーノードなどの小型制御機器は、物理的な半導体に配線された実機での開発が中心だった。このため、試作機やテスト装置が揃うまで統合テストが行えず、工程の終盤で不具合が発覚して修正負担が増大する要因となっていた。
今回発表された環境では、Googleの仮想テスト環境「Cuttlefish」上で稼働する車載OS「Android Automotive OS(AAOS)」と、RemotiveLabsの「RemotiveTopology」を連携させる。メーカー既存のネットワーク設計データを基に電気電子(E/E)アーキテクチャ全体を仮想化し、実車と同様に信号をやり取りさせる。これにより、先進運転支援システム(ADAS)の検知情報と計器クラスタの表示連動といった複数領域にまたがる挙動を、実機が完成する前からクラウド上で検証可能にした。
基盤には実車と共通のArm命令セットを持つ独自プロセッサ「Axion」に基づくベアメタルインスタンス「C4A metal」を採用した。クラウド上でテストしたソフトウェアを書き直すことなく実車へ適用できる。RemotiveLabsの初期導入事例では統合サイクルが10倍以上高速化したという。AIを活用した開発ワークフローにも対応し、GitHubでは検証用のオープンソースモデルも公開されている。
この記事は Google Cloud ブログ (AI)の発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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