ベリサーブ、ソフトのテスト作成を支援するAIを提供 作業時間を6割削減
- ベリサーブは2026年10月23日、生成AIを活用したテスト設計エージェント「TESTRA」の正式提供を開始した。
- 仕様書の分析からテスト設計までをAIが支援し、人手のみの場合と比べてテスト分析・設計工数を60%削減した。
- 独自の観点データベースや判断根拠の可視化を備え、専門エンジニアが顧客の導入や定着も伴走支援する。
株式会社ベリサーブは2026年10月23日、生成AIと品質保証の知見を組み合わせたテスト設計エージェント「TESTRA(テストラ)」の正式提供を開始した。同社は2026年4月から実証実験(PoC)版を提供してきたが、正式版では機能を拡充した。自動車や医療機器、Web・モバイルアプリケーションなど幅広い領域で蓄積した実績に基づくデータベースを活用し、テスト分析・設計からテスト実行管理までを人とAIの協調により支援する。人のみでテスト設計を行った場合と比較して、テスト分析・設計工数を60%削減したという。
開発の背景には、ソフトウェア開発において設計やコーディングにAIを活用する「AI駆動開発」の広がりがある。開発の高速化に伴い品質保証の効率化が求められる一方、品質を担保するにはAIの出力をそのまま利用せず「何を、なぜテストするのか」を人が確認し、判断根拠を説明できることが重要となる。総務省および経済産業省の「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(2026年3月31日)でも、人間中心の考え方や人間の判断の介在が示されている。同社はこうした方針を踏まえ、効率性と説明可能性の両立を目指した。
「TESTRA」は、同社が独自に蓄積したテスト観点データベースを参照し、仕様書や要件定義書だけでは抽出しにくい観点や条件を導き出す。仕様書などを取り込むと、特長(フィーチャー)の抽出、テスト条件生成、テストモデル生成、テストケース生成へと段階的にテスト設計を進める。各工程では人がAIの生成内容を確認・承認した上で次の工程に進む仕組みを採る。テスト要件からテストケースに至る生成過程や判断根拠を可視化することで、レビューやリリース判断、監査対応に必要な説明性を高める。
テスト実行管理には、同社のテスト管理ツール「QualityForward」を基盤として利用する。テストの進捗やカバレッジ、収束状況を可視化し、完了判断を支える。テスト設計から実行結果までを一つの環境で管理することで、属人化しやすいテスト観点や判断根拠を組織の資産として蓄積・共有し、ノウハウの継承やレビュー品質の均一化につなげる。あわせて、AIと品質保証に精通した同社エンジニアが顧客の現場に入り込み、業務分析や運用設計、専用テスト観点データベースの構築などを伴走支援するサービスも開始した。
この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
アプリで開く