AIの重複読み込みを防ぎ利用費を約6割削減、AWSがBedrockの新手法を公開
- 自律型AIは動作のたびに指示や履歴を読み直すため、利用回数が増えるほど入力費用が膨らむ課題があった。
- 一度読んだ内容を保存して再利用する機能を活用し、6回のやり取りで費用を約62%削減できたという。
- 指示文の固定や追加機能の扱いに合わせた設計により、複数AIへの分担時も効率的な再利用が可能になる。
Amazon Web Services(AWS)は自社の機械学習ブログで、クラウド基盤「Amazon Bedrock」上でOpenAIのモデルを動かす自律型AIエージェントの入力費用を抑える設計手法を解説した。対話やツールの実行履歴が増えるたびに同じ文脈を再計算する問題を、入力内容を一時保存するキャッシュ機能によって解消し、検証では入力費用を約6割削減できたとしている。
自律型AIは次の行動を決定するたびに、指示文やツールの定義、過去のやり取りを含む全履歴をモデルへ送り直す必要がある。このため、やり取りが重なるにつれて入力トークン数が急増し、利用者の費用負担が増大していた。これに対し、プロンプトキャッシュ機能は入力時の計算状態を保持し、次回以降に同じ文章が送られた際にその状態を再利用する。対象となる共通部分は最低1,024トークンから利用できる。
キャッシュにはBedrock側が自動で保存箇所を判断する暗黙的な方式と、コード側で境界を指定する明示的な方式がある。AWSは両者の併用を推奨している。指示やツールの定義など約4,000トークンの共通部分を明示的に指定したテストでは、初回に4,120トークンを書き込み、以降の要求ではその内容を読み出すだけで処理できた。6ターンの検証では、「GPT-6 Astra」において暗黙的な方式で約62パーセント、明示的な方式で約61パーセントの入力費用削減を確認したという。
途中で新しいツールを追加する場合への対策として、初期定義を変更せずに「additional_tools」として追加する方法や、事前にキャッシュを生成してから複数の補助AIへ処理を分散させる手順も紹介された。また、キャッシュ導入時には指示やツール定義の流出リスクに留意し、適切なガバナンス体制を敷く必要があるとしている。


この記事は AWS 機械学習ブログの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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