オラクル、社内AIが業務の文脈を理解して動く基盤を強化 検索処理は最大3倍に高速化
- オラクルは、AIが企業の業務規則や文脈を理解して正確に分析・動作できるようにするデータ基盤の新機能を発表した。
- データを複製せず統合できるカタログや意味層を追加し、100TBの検証では検索処理速度が最大3倍に向上した。
- AIデータカタログやビジネス意味層は12カ月以内に提供予定で、米エネルギー企業での統合基盤導入事例も公表した。
オラクルは、自律型データ基盤「Oracle Autonomous AI Lakehouse」の新機能を発表した。AIエージェントや利用者に対して業務の背景や規則といった文脈を提供し、不要なデータ移動を行うことなく、リアルタイムに発生するデータと「Apache Iceberg」形式の表に蓄積されたデータを統合して活用できるようにする。
今回の機能拡張の背景について、オラクルのAutonomous AI Database Technologies担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるチェティン・オズブトン(Çetin Özbütün)氏は、企業データにAIがアクセスできるようにするだけでは不十分だと指摘する。AIエージェントが適切な判断と信頼できる行動を実行するためには、データの背景にある業務文脈を理解し、組織の規則やポリシーに従って動作する必要があると述べている。
追加される主要機能として、データを複製せずに社内外のデータベースやオブジェクトストレージを包括的に把握できる「AI Data Catalog」や、分析の指標やKPIを定義してAIによる問い合わせや情報取得の精度を高める「Business Semantic Layer」を盛り込んだ。これらは今後12カ月以内に提供される予定である。また、100種類以上のデータソースに接続して自然言語やSQL、Pythonで操作できる統合作業環境「Oracle Data Studio」のほか、Iceberg表の作成や更新のサポート強化、ロールベースでの一元的なアクセス制御機能も備える。
処理性能の面では、オブジェクトストレージ内のデータに対する大規模な処理を高速化する「Data Lake Accelerator」を強化した。100TBのTPC-DSデータセットを用いたベンチマークテストでは、クエリ実行速度が最大3倍に向上し、最大クラスタサイズも3倍に拡大したという。さらに「Oracle Essbase」を統合したシミュレーション機能も提供し、前提条件を変更した際の影響予測を可能にする。実績として、北米のエネルギーサービス企業Liberty Energyが本基盤を活用し、マルチクラウド環境全体のデータを統合して現場の売上や収益性のリアルタイム把握に役立てているという。
この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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