スペースデータ、カメラやドローン映像から人と荷物の動きを立体地図で追跡するAI技術
- スペースデータが、監視カメラやドローン映像から人や荷物の位置や動きを3D空間上で把握するAI技術を開発。
- 上空からの人物追跡や荷物の置き去り検知、歩行者の動きの集計、映像とIDの対応づけの4機能に対応する。
- 監視カメラの確認負担の軽減を目指し、今後は施設や警備事業者との実証やプライバシーに配慮した運用設計を進める。
株式会社スペースデータは、監視カメラやドローンで撮影した映像をAIで解析し、映っている人や荷物の位置や動き、持ち主を地図や3D空間上で把握できる映像解析技術を開発した。都市や施設を3D空間として再現する自社のデジタルツイン技術と映像解析を組み合わせたもので、同社の「RobotBrain」の機能として開発された。空港や駅、商業施設などの施設管理者や警備事業者が、異常の発見から対象の追跡、状況の把握までを一つの画面で行える仕組みを目指す。
多くの施設で監視カメラの設置が進む一方、人間が多数のカメラを常時見続けることや、異常に気付いてから対象者を追う作業は警備担当者にとって大きな負担となっている。また、従来のカメラ映像は画面内の位置しか判別できず、施設内の実際の位置や対象者の特定には、複数のカメラや入退場記録を手作業で照合する必要があった。
今回開発されたシステムには4つの機能が備わる。1つ目はドローン映像からの人物追跡で、AIが映像内の人物全員を検出して番号を付け、追跡対象を色分けして3D空間上に表示する。物陰で見えなくなった人物も予測位置で追跡を続け、映像を施設の3Dモデルに重ねて機体の位置や向きを推定する。2つ目は荷物の置き去り・置き引き検知だ。置かれた荷物と持ち主を自動で対応づけ、持ち主が離れて60秒以上経過すると置き去り、他者が持ち去ると置き引きとして即座に通知する。録画映像を最後まで解析する手法と比較した検証では、リアルタイム処理でもほぼ同じタイミングで通知を出せることを確認した。
3つ目の機能は歩行者の動きの地図表示と集計で、検出した人物の位置を地図データ上に変換して映像と並べて表示し、区域ごとの通行人数や歩く速さを数値化する。4つ目は映像上の人物とIDの対応づけ機能だ。携帯端末の位置と映像上の軌跡を比べる方式を採用し、10秒以上追跡できた人物を対象にGPSロガーの位置情報と突き合わせ、関係者かどうかを特定する。
同社は今後、カメラやドローンの映像、IDや位置情報を一つの3D空間上で統合して扱える仕組みの開発を進め、実際の施設環境での検証や警備事業者、自治体との実証を目指す。また、人物を特定する技術の活用にあたっては、プライバシーへの配慮と法令・ガイドラインに沿った運用設計を進める方針だ。


この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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