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プロダクト Cohere 公式ブログ · 2026/11/03

Cohere、他社の公開AIも完全暗号化して動かせる企業向け実行基盤を提供開始

要点 3行

AI開発企業のCohereは2026年11月3日、企業の自社管理下でAIモデルを実行できる推論基盤「Model Vault」および「Model Vault Encrypted」において、第三者のオープンモデルの提供を開始したと発表した。自社モデルに加えて外部のオープンモデルを、暗号化されたフルマネージド環境で実行できるようにした。

銀行や病院、政府機関などの組織では、機密データを外部の共有APIに送信することが制限されるケースが多い。一方で、オープンモデルを自前の設備やオンプレミス環境で運用しようとしても、技術力や計算資源の制約が壁となる。その結果、多くの企業が利用したいモデル、必要な統制、自社の運用能力の間で妥協を強いられてきた背景がある。

Model Vaultは、組織ごとに分離された専用のシングルテナント基盤で動作し、プロンプトと出力データを一切保持しない「ゼロデータ保持」を初期設定で適用している。さらに高度な安全性を求める用途向けに提供される「Model Vault Encrypted」では、コンフィデンシャルコンピューティング技術を活用し、保管時や転送時だけでなくモデルがデータを処理している最中も暗号化を維持する。これにより、クラウド事業者だけでなくCohere自身も顧客の入出力内容を閲覧できない構造を実現した。

利用可能なモデルとしては、CohereのCommandやEmbed、Rerankなどに加え、OpenRouterで最も利用されているとするDeepSeek V4.1 Flashや、GLM 5.3 Flash、MiMo V2.6 Pro、Gemma 4、NVIDIA Nemotron、GPT-OSS、Phiなどが揃う。言語技術を提供するRWSの研究開発担当バイスプレジデントであるDragos Munteanu氏は、自社サービス「Language Weaver」での活用について「顧客データの所在を管理下に置きながら、LW Proモデルを安全かつ効率的に稼働できている」とコメントを寄せている。

現在、Model Vaultは米国、欧州連合(EU)、カナダで提供されている。処理中の暗号化に対応するModel Vault Encryptedは米国で稼働しており、EUとカナダへの展開も近日中に予定されている。Cohereは今後数か月をかけて対応地域の拡大や扱えるモデル規模の拡張を進める方針を示している。利用料金は使用するGPUの種類に基づいて設定されている。

この記事は Cohere 公式ブログの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。

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