5人開発の小型AI、10倍超の米大手モデルをプログラミング性能で逆転
- Ricursive Intelligenceが650億パラメータのAIモデル「Ripple-65B Preview」を公開した。
- 12兆トークンで事前学習され、最大100万トークンの文脈に対応。オープンライセンスのApache 2.0で提供される。
- プログラミング評価で80.52を記録し、5000億超など10倍以上の規模を持つ米国大手モデルを上回った。
Ricursive Intelligenceは、650億(65B)学習で調整される膨大な数値。「7B」は70億個の意味で、多いほど賢くなる傾向があるが動かすコストも増える。">パラメータの高密度Transformerモデル「Ripple-65B Preview」を発表し、オープンソースライセンスのApache 2.0で公開した。12兆(12T)トークンのテキストおよびコードデータを用いてゼロから事前学習を行い、最大100万(1M)トークンのコンテキスト長に対応する。命令調整済みのBF16版およびNVFP4版と、事前学習のみのベースモデルが提供される。
10倍超の超巨大モデルを上回る自律コーディング性能
自律的なプログラミング性能を測るベンチマーク「TerminalBench 2.1」において、Ripple-65B Previewは80.52のスコアを記録した。これは、Reflection Beam 501B(80.1)やMeta Muse Spark Open 816B(76.4)、Thinking Machines Inkling 975B(63.8)、NVIDIA Nemotron 3 Ultra 550B(56.4)といった、自身より大幅に大きい5000億〜9000億パラメータ級の米国オープンウェイトモデルのスコアを上回る水準だという。
わずか5人のチームで学習インフラの簡素化を追求
開発チームは開発期間中に1人から5人に拡大した少人数編成であり、事前学習および事後学習におけるインフラの複雑さを軽減しつつ、高い推論性能とエージェント性能を確保することを設計方針に据えた。他社で採用が進むMixture-of-Experts(MoE)ではなく、近代化された高密度(dense)Transformerを採用した。カスタムカーネルや量子化を用いないシンプルなシャーディング構成により、40%のモデルFLOPS利用率(MFU)を維持しながら効率的なゼロからの学習を成立させた。
深層設計とGemma 3Nに倣った安定アーキテクチャ
モデル構造はOlmo 3のベースラインから出発し、Llama風の設計からGemma 3Nに類似したアーキテクチャへと移行して大規模学習の安定性を高めた。隠れ層の次元数(d_model)を5120に抑えつつ80層を積み上げる「細く深い」設計を採用している。推論性能を高めるためにアテンションヘッド数を過剰に確保し、スライディング・ウィンドウ・アテンション(SWA)とグローバル層の比率調整やSWAのウィンドウ縮小でコストを相殺した。さらに、FFN活性化クリッピングやgated attention、global NoPE、value residualsなどを導入している。
65Bという規模により、NVIDIA DGX Sparkなどの環境でも動作が可能となっている。データセンター向けGPU環境では、量子化やカスタムカーネルを適用しない状態の2基のB200(バッチサイズ8)において、毎秒250トークンの生成速度を記録した。
この記事は Hugging Face トレンドの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
アプリで開く