ABB、産業ロボットの視覚AIを簡単に育てられる新機能 準備期間を最大9割短縮
- ABB Roboticsが新機能を提供し、専門知識がなくてもロボット向けAIビジョンの学習や実装が可能になった。
- 対話型AIチャットなどを備え、導入立ち上げ時間を最大90%、動作サイクルタイムを最大50%短縮する。
- 2026年10月12日からの中国国際工業博覧会で展示され、現場画像からロボット動作への変換を実演する。
ABB Roboticsは2026年10月14日、ロボット制御システム「OmniCore EyeMotion」の拡張機能として「AI Robot Trainer」を新たに提供すると発表した。専門知識を持たない担当者でも、産業用ロボットに向けたAIビジョン(画像認識)アプリケーションのトレーニング、実装、継続的な改善を行える環境を整える。
製造現場において、ロボットに視覚を持たせるAIビジョンの導入は、高度なAI専門人材の不足や製造ライン変更への適応スピードが課題となっていた。今回の新ツールはシステムインテグレーターや自動化パートナー向けに開発されたもので、現場で取得した画像を実運用可能なAIデータに変換し、複数の拠点や生産ラインへの展開と拡張を容易にする。これにより、専門家への依存を低減させ、立ち上げやライン変更への適応を迅速化させる狙いがある。
同システムは、画像取り込みからAIモデルの学習、実装、継続的な改善までを単一の業務用ワークフローに統合している。現場での設定を支援するため、段階的に手順を示すガイド付きワークフローと対話型AIチャットを搭載した。これにより、製品の型番(SKU)や照明、レイアウト、ワークの形状といった現場の変動要因への対応を補助する。また、合成画像データと実世界の画像データを同社の技術ノウハウと融合させており、あらゆるメーカーのカメラやセンサーに対応する。
さらに、認識した情報をもとに衝突を自動で回避するパス生成機能も備えており、認識結果を直接ロボットの物理的な動作へ変換する。ABB Roboticsによると、これらの統合的な機能により、システムの立ち上げ時間を最大90%高速化し、サイクルタイムを最大50%短縮できるという。対応する用途は、単純な2次元ピックアンドプレースにとどまらず、複雑な3次元ビンピッキング、外観品質検査、仕分け、組み立て作業まで多岐にわたる。
ABB Roboticsのプレジデントを務めるマーク・セグーラ氏は、「フィジカルAIは、ロボットに何ができるか、どこで稼働できるか、どのような価値を生み出せるかを根本から変える」と述べている。さらに、AIビジョンが知覚と物理的な動作をつなぐ重要な架け橋であるとし、データ生成から学習、実装、最適化の継続的なループを形成することで、初心者から専門家まで幅広い業界でフィジカルAIを実現できると強調した。
同社は、2026年10月12日から16日にかけて中国・上海で開催される「中国国際工業博覧会(CIIF)」において、AI Robot TrainerとOmniCore EyeMotionを展示し、現場の画像情報がロボットの実際の動作へ変換される様子を実演する。約7,000名の従業員を抱える同部門は、自律型汎用ロボットの開発などを通じ、産業用自動化の展開を支援していく方針だ。


この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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