IFS、現場でAIを安全に動かす運用基盤を発表 人の権限に沿って作業を制御
- IFSは産業現場向けAIの運用基盤を発表し、既存の業務ルールや権限に沿った安全なAI活用を支援する。
- 現場の43%がAIを導入する一方、出力を検証する割合は11%にとどまり、失敗できない環境での管理が課題だった。
- 基幹システムの権限を引き継ぎ、生データを外部送信せずにデータ主権を守りつつ、全操作の記録や検証を行う。
産業用ソフトウェアを手がけるIFSは、産業現場でAIを安全に動作させるための運用基盤「Industrial AI Harness」を発表した。同基盤は「IFS Intelligence」の中核となる運用基盤であり、企業独自の権限やポリシー、運用上の実情に沿って、AIエージェントなどのデジタルワーカーを業務プロセス内で制御できるように設計されている。
発表の背景には、現場へのAI導入が急速に進む一方で、信頼性や安全性の担保が追いついていない現状がある。IFSの最新調査によると、過去12カ月間にエージェント型のデジタルワーカーを訓練して日常業務に導入した現場チームは43%に上った。しかし、ミッションクリティカルな業務についてAIの出力を検証している割合や、機密データなどの管理体制を整えている割合はともに11%にとどまる。Futurumの調査でも、今後12カ月以内にデジタルワーカーへの投資を計画する企業が66%に上る一方、AIが完全に自律して動作することを信頼している企業はわずか5.7%にとどまっていた。
こうした課題に対し、Industrial AI Harnessは、IFS Cloudを基盤として既存のシステムから権限とアクセス制御を引き継いで動作する。生データを外部のAI事業者に送信することはなく、データは基幹システム(SoR)の中に保持される。ログインしている利用者に閲覧や実行の権限がない処理は、AIであっても実行できない仕組みだ。基盤は「計画とオーケストレーション」「検証とエスカレーション」「可観測性(オブザーバビリティ)と監査可能性」などの構成要素で成り立ち、7万件に上る利用可能なAPIの前でエージェントが動作不能になる事態を防ぎつつ、すべての判断と操作をログに記録する。
英国のファシリティマネジメント企業Eight Groupの最高情報責任者(CIO)であるモ・ダウード氏は、社内でAIエージェントを自社開発しない理由として必要なガバナンス水準や技術進歩の速さを挙げ、本基盤が安全な動作を支えると評価した。また、IFSのAIトラスト担当グローバル責任者であるトビー・リース氏は、信頼は欠かせない要件であるとしたうえで、インテリジェンスをコンテキストや運用上の規律と組み合わせることが重要だと述べている。
この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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