システム障害を自動で調査・復旧、AIエンジニア「Devin」新機能開始
- 米Cognitionが本番環境の障害調査と対応を自動化する「Devin Oncall」の一般提供を開始した。
- アラートの自動診断やチャットでの並行調査を行い、重複調査を約60%削減してコストを半減させる。
- 実障害の検証で解決成功率100%を記録し、企業事例ではインシデントの半数をAIが単独で対応した。
米Cognitionは2026年10月15日、本番環境で発生する障害アラートやバグ報告を自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」が自動で調査・対応するサービス「Devin Oncall」の一般提供を開始した。同サービスはすでに世界有数の大企業で導入されており、日々数千件に上る本番環境のアラートを処理しているという。
従来のAIエージェントによる本番環境のデバッグは、コード生成能力に比べて精度が不十分だった。根本原因を特定する前に誤った結論を出したり、調査範囲が限定的だったり、ロールバックなどの簡潔な緩和策ではなく大規模なコード変更を試みてしまうといった課題が存在していた。Cognitionは、モデル性能の向上を踏まえ、適切なコンテキストやツール、ワークフローを備え、クラウド上でチームと連携して動くコーディングエージェントとしてDevin Oncallを構築した。
Devin Oncallは、アラート監視を行う「Responders」と、進行中の障害対応を支援する「Incidents」の2つの主要機能で構成される。Respondersは過去の調査を参照して関連アラートをまとめることで、重複する調査の約60%を省略し、自動化処理にかかるコストを半分以上削減する。Incidentsでは、DevinがSlackやMicrosoft Teamsの専用チャンネルに参加し、エンジニアと並行して自律的に原因調査を進めつつ、ドキュメントをリアルタイムで更新する。さらに、メインのエージェントと非同期で動く「レビュー」エージェントが推論内容やツール呼び出し結果を点検し、早計な結論付けを防ぐ仕組みを備える。
実際の本番障害をもとにした評価指標「SREGym-Lite」(17の障害)において、Devin Oncallはエンドツーエンド成功率100%を記録した。Claude Opus 5.5を利用した環境では、平均2分21秒の緩和時間で成功率100%を達成した。導入企業での成果も報告されており、米AngelListでは社内ツールと比較して根本原因の特定で3.5倍の成果を示し、インシデントの50%をDevinが単独で対応した。また、RivianとVolkswagenの合弁会社であるRV Techや米Reductoでも、一次対応の自動化や開発者の負担軽減といった成果が確認されている。
この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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