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プロダクト Google Research 公式ブログ · 2026/10/23

グーグル、レントゲン画像を45秒で分析し結核見抜くAIを6カ国で実用化

要点 3行

米グーグルは2026年10月23日、胸部レントゲン画像から結核の兆候を短時間で検出する医療向け人工知能(AI)技術の実用化と、世界規模での展開状況を発表した。南アフリカの医療技術企業ネクサスAI(Nexus AI)との提携により、診断結果を最短45秒で提示できる臨床診断ツールを開発し、南アフリカやコートジボワールなど6カ国の約40の医療施設に導入した。これまで結果判明に数週間を要していたプロセスを大幅に短縮している。

専門医不足の現場で診断時間を数週間から45秒へ短縮

結核は毎年推定123万人の命を奪う深刻な感染症である。予防と治療が可能であるにもかかわらず、専門の放射線科医や検査設備が不足している遠隔地の農村や鉱山労働者のコミュニティでは、発見の遅れが感染拡大の主因となっていた。グーグルは2019年に専門医と同等水準で活動性結核を検出できる学習させる手法。2010年代のAIブームの原動力。">深層学習アルゴリズムを論文で発表。2021年にはストップ結核パートナーシップ(Stop TB Partnership)による検証を経て、世界保健機関(WHO)がコンピューター支援検出(CAD)を推奨するに至った。

研究成果を医療現場へ届けるため、パートナーのネクサスAIは欧州医療機器規則(EU MDR)に基づく「クラスIIb」認証および品質基準のISO 13485を取得した。これにより、6カ国の現場で90人以上の臨床医が2万5000件を超えるレントゲン画像の判定にAIを活用している。貧困層向けの公立クリニックへは累計3000件以上の無料スクリーニングを提供しており、年間1万件の無償支援を目指している。

ネット環境がない地下4キロの鉱山でも即時診断を実現

現場の制約に対応した導入例として、南アフリカのムポネン(Mponeng)金鉱山での取り組みが挙げられる。地下4キロメートルの坑内では粉じんへの曝露により肺疾患のリスクが高い一方、通信環境や大型医療機器の確保が困難だった。同所では超小型のデジタルレントゲン装置と、インターネット接続なしで動作するオフラインAIを配備。その場で数秒以内に検査を行い、疑いのある作業員を即座に確定検査へ回すことで、検査から診断までの工程を1回の受診に圧縮した。

基盤モデルの公開と咳の音による新たな検査手法

グーグルは単一企業との協業にとどまらず、各国の保健当局が独自にソリューションを構築できるよう、基盤モデルの無償公開を進めている。胸部レントゲンの埋め込み表現や、画像と医療文書を照合する軽量モデル「MedSigLIP」を提供したほか、40億および270億パラメータのマルチモーダル基盤モデル「MedGemma」を公開した。MedGemmaは端末上でオフライン動作が可能で、公開以来1000万回以上ダウンロードされた。世界第2位の結核負担を抱え、年間5000万人の検診目標を掲げるインドネシア保健省は、患者データを国外に出さずに国内インフラ上でMedGemmaなどを自国データに合わせて調整し、導入を進めている。

さらに、レントゲン機器の届かない遠隔地に向けて、スマートフォンのマイクで録音した咳の音からスクリーニングを行う音響モデル「HeAR」も開発した。3億件以上の音声データで学習したこのモデルを用い、ザンビアのCIDRZやガーナのオーラム研究所などと連携した臨床研究が進められている。グーグルは画像、文章推論、音響トリアージを組み合わせた包括的な診断基盤を提供し、早期発見の格差解消を図る方針だ。

出典: Google Research 公式ブログ
出典: Google Research 公式ブログ

この記事は Google Research 公式ブログの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。

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