AI需要拡大でデータ保存用メモリが2030年まで不足か 調達見直しを提言
要点 3行
- AI向け高速メモリへの設備投資偏重により、データ保存用フラッシュメモリの供給不足が長期化する見通し。
- 2026〜2029年は需要が年8〜12%増える一方、供給増は年2〜4%にとどまり、2030年まで逼迫が続く。
- 産業向けでは納期が20週を超える恐れがあり、複数年契約や製品設計の一体的な見直しが提言されている。
経営コンサルティングのA.T. カーニーは、論考『深刻化するストレージ不足』を公開した。AI向け需要の拡大に加え、半導体メーカーが設備投資をデータ保存用のNANDフラッシュメモリからAI向けの高速メモリであるHBMやDRAMへシフトさせているため、NANDの供給不足が長期化すると指摘している。
同社の専門組織「Kearney PERLab」の需給モデルによると、NANDへの設備投資は2026年に約5%増の約220億ドルにとどまる一方、DRAMは約14%増の約610億ドルに拡大する見込みだ。主要企業が利益率の高い製品へ投資を集中させており、2026年から2029年にかけてウエハー需要が年率8〜12%増加するのに対し、供給の伸びは年率2〜4%にとどまると分析している。これにより、企業向け製品や先端の積層世代は2030年まで供給の逼迫が続くとしている。
供給制約の影響は分野によって異なる。高い価格で早期購入を確約するAIインフラ向けに供給が優先される結果、消費者向け製品には値上げや欠品が生じやすくなる。また、産業制御や自動車向けの高信頼性製品では納期が20週間を超える事態が発生しており、他世代への切り替えも困難だという。
こうした状況を受け、同論考ではフラッシュメモリの調達・製品戦略の抜本的な見直しを求めている。具体的には、供給を優先する製品の選定や品目の簡素化、複数年契約による調達、階層型ストレージへの再設計、データ削減技術の導入などを挙げている。

この記事は PR TIMESの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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