仏ミストラルとエヌビディア提携、ものづくりの設計と検証をAIで高速化
- 仏Mistral AIと米NVIDIAが提携し、航空宇宙や自動車などの産業設計を高速化する基盤を開発する。
- 物理シミュレーションや自律型AIを客観的に評価するため、公開ベンチマークとオープンデータを策定する。
- 1兆パラメータ規模の新型モデルの活用に加え、2030年までに1GWを目指す計算基盤の拡張でも連携する。
仏Mistral AIと米NVIDIAは、航空宇宙や自動車、半導体などの産業に向けたエンジニアリング向けAIワークフローの開発で協業すると発表した。MistralのAIモデルとNVIDIAのアクセラレーテッドコンピューティングおよび物理学習して予測を行う仕組みを作">モデリングツールを統合し、シミュレーションの高速化や設計プロセスの効率化を目指す。
これまで工学分野における開発速度は、物理シミュレーションの計算にかかる時間に制約されてきた背景がある。今回の協業では、シミュレーションとAIモデル開発、設計を直接結びつけるワークフローを構築する。あわせて、CAE(計算機支援工学)やEDA(電子設計自動化)における物理AIおよびエージェント型AIの評価に向けた公開ベンチマークとオープンデータセットを整備する。エージェントが工学ツールを操作して複数段階の作業を正確に完結できるか、計算時間や計算コストを含めて検証する標準的な評価手法を確立する狙いだ。
技術面では、最新モデル「Mistral Large 4」やMistralのデータ生成・物理モデリング技術に、NVIDIAのCUDA-Xライブラリや「NVIDIA Warp」を組み合わせる。さらに、3Dシミュレーション基盤「NVIDIA Omniverse」ライブラリと連携し、GPUを活用した3Dシーン生成やシミュレーション用アセットの作成も進める。
Mistralの計算工学担当バイスプレジデントであるニール・アシュトン氏は、「エンジニアリングの歩みは長年にわたりシミュレーションのペースに左右されてきた。Mistralのオープンウェイトモデルと物理AI能力をNVIDIAの計算基盤と結びつけることで、シミュレーションサイクルを短縮し、実際のCAEやEDA業務でエージェントを検証できる厳格なオープンベンチマークを提供する」と述べている。また、NVIDIAのインダストリアル・計算工学担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのティム・コスタ氏は、従来は複雑すぎて検証が難しかった設計案の探索を後押しできると協業の意義を語った。
両社はこれまでにも「Mistral NeMo」の共同開発や「NVIDIA Nemotron Coalition」を通じて連携を重ねてきた。Mistralが公開プレビューを実施している「Mistral Large 4」(通称「Le Chonk」)は、総パラメータ数約1兆、アクティブパラメータ数490億のマルチモーダルモデルで、欧州にあるMistral運用のデータセンターに設置された3,800基の「NVIDIA Grace Blackwell」GPUで学習された。モデルの重みは10月末に公開される予定となっている。さらに両社は計算基盤も拡張しており、2030年までに1ギガワット(GW)の計算能力を確保するというMistralのロードマップをNVIDIAが支援する方針だ。

この記事は Mistral AI 公式の発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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