Cohere、ソフトの欠陥を自ら見つけて直すAI企業を買収へ
- Cohereがソフトウェアの未知の脆弱性を自律的に検出・修正するAISLEの買収に向け基本合意書を締結した。
- AISLEは2025年設立で、1年間にOpenSSLやcurlなどを含む100以上のコードから500件超の脆弱性を特定した。
- Reliant AIやAleph Alphaの買収に続く欧州投資で、データ主権や安全性を重視する組織向け基盤を強化する。
AIスタートアップのCohereは2026年10月15日、ソフトウェアの未知の脆弱性を自律的に発見・修正する技術を持つAISLEを買収することで基本合意書(LOI)に署名したと発表した。最先端のAIモデルとセキュリティ技術を統合し、企業や政府機関に向けたソブリンAI(データ主権を維持するAI)基盤の安全性を高める狙いがある。
AIを実験段階から実運用環境へ移行させる組織が増加するなか、データ保護やガバナンス、規制遵守、ソフトウェアの脆弱性対策といったセキュリティ面の要件が複雑化している。また、プライベートクラウドやオンプレミス、外部ネットワークから完全に遮断されたエアギャップ環境において、統制を損なわずに運用できる柔軟性がAIパートナーに求められている。
今回買収対象となったAISLEは2025年に設立された企業である。基盤モデルとセキュリティの専門知識、大規模コード解析、検証、自動修正を組み合わせたAIシステムを開発している。同社は設立後1年間で、100以上のコードベースにわたりCVE(共通脆弱性識別子)が割り当てられた500件以上の未知の脆弱性を発見した。これにはOpenSSLの2026年1月のセキュリティリリースに含まれる全12件の脆弱性や、curlの最新リリースにおける全24件中18件のCVEが含まれており、いずれも関連ソフトウェアのメンテナーによって検証されている。
Cohereにとって今回の合意は、欧州地域における継続的な投資の一環となる。同社はこれまでにもReliant AIやAleph Alphaの買収を実施しており、AISLEの統合により同地域でのプレゼンスをさらに高める方針だ。欧州ではセキュリティやプライバシー、データ主権に関する厳格な基準を満たす高度なAI技術への需要が高まっている。
AISLEの技術を取り込むことで、Cohereは企業や公共部門の導入環境における脅威検出能力の向上、自律型ワークフローの監視・ガバナンス強化、機密データや基幹システムの保護などを進める。脆弱性の発見から検証、修正までを一貫して自動化する防御能力を自社の基盤モデルと組み合わせ、重要インフラを運用する組織に向けた支援体制を整える。
この記事は Cohere 公式ブログの発表を AI が日本語に要約したものです。正確な内容は原文をご確認ください。
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